ケアマネージャーとは? ~優れた介護支援専門員~

こんにちは!プチ師走、満喫しています。
12月の本格的な多忙時期をずらし、少しずつ忘年会の予定が入っています。

この3連休もバタバタしています。
年甲斐もなく、半分徹夜で遊んでしまいました!
仕事に差し障りがない程度に羽目を外します。
皆さんもこの時期、お身体ご自愛ください。

さて、前回に引き続き、ケアマネさんについて具体的に書かせて頂きます。
タイトルは若干上から目線のようにも見えますが、純粋に素晴らしいと思うようなケアマネさんの個人的な理想像を書かせていただきます。
まず最初は前回の記事の復習からです。

 

1.どんな人がケアマネージャーになるの?

 

前回の記事では近年のケアマネ職種別構成比率についてお話をしました。簡単にまとめるとこうなりました。
平成29年のケアマネ試験合格者数16,280 人の中における3つの職の占有率

介護福祉士 10,812 人         66.4%

介護等業務従事者 2,505 人      15.4%

社会福祉士 1,740 人         10.7 %

             介護職占有率92.6%

近年のケアマネさんのほとんどの方が介護的視点を持つケアマネさんであるということを記載しました。他は医師や看護師などの医療従事者です。

さて、ここからどのような事が想定されるのでしょうか。

 

2.ケアマネージャーの課題

 

福祉系の資格者が90%を占めるケアマネージャー。
必然的に医療系の知識が少ない方がケアマネージャーに多いということになります。
医療系の知識が少ないと下記のことが起こりえます。

① 医療に関する職場・業務経験はない
② 認知症及び医療ニーズのある利用者に対してのマネジメントが難しい
③ 経験がないから医療系サービスの活用方法がわからない・・・
④ 運営面での理解不足で指定取り消し等も多く、法令順守の視点も強く求められている(これは医療系・福祉系では本来は関係ないですが、事実として指定の取り消し数は多い)

この課題に対しての考えなければならないことは??

•医療(病気や治療・制度等)に関する知識不足から対応の遅れ・・・つまり
1.どのような情報が必要なのか
2.得た情報からどのような見通しをするのか。また仮説をたてるのか
3.得た情報からどんなリスクを想定するのか
4.今後の支援の必要性や疾患の特性に応じた再発のリスク軽減及び必要な対応の理解
5.医療ニーズに応じた適切な支援

もちろんベテランの方や知識習得に余念の無い方は現状と向き合い対策を練っている事でしょう。
しかし、新人の方、福祉系の経験が長い方などは課題を1つずつクリアしなければなりません。
さらに深堀りをしましょう。

 

3.介護保険法の目的

 

少し堅いお話ですが、そもそも介護保険法にケアマネージャーがケアプランを作成するにおいて必要なことが記載されています。それが医療の知識です。
しかし、専門的なことは分かりません。

なので病院や在宅の医師や看護師に協力(連携)を仰がなければなりません。
それが他職種連携という課題です。
下記が条文です。重要な部分の色を変えています。

第1条(目的)

この法律は、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態と
なり、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の
医療を要する者等について、これらの者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立し
た日常生活を営むことができるよう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る
給付を行うため、国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、その行う保険給付等に関して必要な事項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする。

第2条(介護保険)

1 介護保険は、被保険者の要介護状態又は要支援状態(以下「要介護状態等」という。)に関し、必要な保険給付を行うものとする。
2 前項の保険給付は、要介護状態等の軽減又は悪化の防止に資するよう行われると
ともに、医療との連携に十分配慮して行われなければならない。(以下 略)

 

4.在宅医療連携での問題点

 

ケアマネージャーさんの質が在宅の利用者さんの生活の質に直接結びついている事は言うまでもないこです。それはもしかすると学校の先生の質が子供たちの将来への影響に関することと似ていることかもしれないです。

下記はケアマネージャーさんの資質向上の検討会のレポートの一部です。(社会保障審議会介護保険部会および介護給付費分科会)

 

① 介護保険の理念である「自立支援」の考え方が、十分共有されていない。
② 利用者像や課題に応じた適切なアセスメント(課題把握)が必ずしも十分でない。
③ サービス担当者会議における多職種協働が十分に機能していない。
④ ケアマネジメントにおけるモニタリング、評価が必ずしも十分でない。
⑤ 重度者に対する医療サービスの組み込みをはじめとした医療との連携が必ずしも十
分でない。
⑥ インフォーマルサービス(介護保険給付外のサービス)のコーディネート、地域のネッ
トワーク化が必ずしも十分できていない。
⑦ 小規模事業者の支援、中立・公平性の確保について、取組が必ずしも十分でない。
⑧ 地域における実践的な場での学び、有効なスーパーバイズ機能等、介護支援専門員
の能力向上の支援が必ずしも十分でない。
⑨ 介護支援専門員の資質に差がある現状を踏まえると、介護支援専門員の養成、研修
について、実務研修受講試験の資格要件、法定研修の在り方、研修水準の平準化な
どに課題がある。
⑩ 施設における介護支援専門員の役割が明確でない。

><かなり厳しい意見ですね!自分がケアマネージャーならば自信を失いそうです。
これだけたくさんの項目があると何をどこから始めたら良いのか混乱しますね!><

ベテランの方はどのように立ち振る舞っているのでしょうか?

 

5.優れた介護支援専門員 ~根拠のあるケアプラン~

 

生活面での支援が主に必要な方においてはケアマネージャーのこれまでの経験が十分に発揮されます。しかし、医療依存度の高い方へのケアプランは病院や診療所の医師と連携をとりたいところです。

しかし、そこは言語も含めてハードルは高く、実際はその中間に存在している看護師さんや療法士さんなどと連携を取らなければなりません。そこをどのように活用するのか。
それがポイントです。

さて優れたケアマネージャーはどのように立ち振る舞っているのでしょうか。

①訪問看護サービスの内容と効果、必要性を理解し十分に活用できている。
②予防の視点を持って状態が悪化する前に医療従事者へ質問・確認をしている。
③訪問看護サービスや制度の知識を身に付けている。
④医療依存度の高い方でもできることは率先して実行している。
⑤必要があれば都度プランの変更をする。(理解していない人は本人の意思を通す)
⑥訪問看護の緊急時の加算の理解をしており、活用ができる。
⑦介護保険だけでなく、障害者制度や医療制度をマネジメントしており、適切な制度を活用して訪問看護を利用できる。

総じて、優れた介護支援専門員は、目標を持って一定のポイントを集中的にアセスメントしている。そして、アセスメント結果に基づく支援メニューの仮説を前提に持って、ケアプランを作成しています。

優れた介護支援専門員は知識と経験に裏付けられた視点を有して、アセスメントやケアプランの作成をしています。それには利用者さんを思う気持ちと謙虚な姿勢が必要だと感じます。

同時に医療従事者の協力も必要なため、ここは医療従事者がケアマネさんに理解をしめさなければならないところだと思います。

 

6.まとめ

 

まとめは一言です。ずばり

「自立支援・そして疾患に対するマネジメント力がケアマネジャーに求められる」です。

これらに必要なことが上記になります。
これが、国(社会保障審議会介護保険部会)で話し合われている中心的な内容です。

しかし、入院時などは医療機関から情報提供を求められない点や、医療機関の情報提供する機会・タイミングを確保することが難しいとの意見もあります。

また医療機関の都合に合わせた訪問調整や退院時に医療機関から利用者情報を得ることが難しいと感じる居宅介護支援事業所は多いです。

両者が歩み寄らなければ本当の意味での医療・介護連携は達成できません。
利用者さんを1番に思う心がとどのつまり一番重要なのかもしれません。

 

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